同盟の価値 2019 7 27

同盟の価値とは、失った時に、その価値を知ることになる。

北野幸伯氏は、2019年7月22日に、「DIAMOND online」で、このような記事を書いています。

 1905年、日本は、まさに「世界史的偉業」を成し遂げた。
日露戦争に勝利したのだ。
勝因は、もちろん日本軍が死力を尽くして戦ったこと。
 だが、当時の覇権国だったイギリスと同盟関係にあったことも大きかった。
イギリスは、実に、さまざまな側面から日本の勝利を支援した。
 その9年後、今度は、同盟国イギリスが、
「史上最大の危機」に襲われた。
第1次大戦が勃発したのだ。
 この戦争で、「日本がイギリスの陸軍派遣要請を断り、
日英同盟破棄の原因をつくった」事実は、あまり知られていない。
 平間洋一氏の名著『日英同盟』を参考にして見てみよう。
第1次大戦中、駐日大使だったウィリアム・C・グリーン氏は、日英同盟への失望を語っている。
「戦争が勃発し、われわれが手一杯の時に、
わが同盟国に、いかに失望したかを語る必要はないであろう。」
 当時の日本政府には、
「同盟国イギリスを助けよう」という気持ちは「まったくなかった」ようだ。
 外務次官ニコルソンも同様の意見だった。
「私は、日英同盟を全然信用していない。
日本は、最小のリスクと負担で最大の利益を引き出そうとしている」(151ページ)
(引用、以上)
 賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。
21世紀においても、20世紀の過ちを繰り返さないように祈ります。




































































































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